監督: カン・ウソク原作: ユン・テホ脚本: チョン・ジウ撮影: キム・ソンボク音楽: チョ・ヨンウク出演: パク・ヘイル ユ・ヘグクチョン・ジェヨン 村長(チョン・ヨンドク刑事)ユ・ジュンサン パク・ミヌク検事ユソン イ・ヨンジユ・ヘジン キム・ドクチョンキム・サンホ チョン・ソンマンキム・ジュンベ ハ・ソンギュホ・ジュノ ユ・モクヒョンhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=337979
冒頭から題字まで、この作品も実に良い。『甘い人生』もそうだったけれど、韓国のエンタメ作品は「最初に
一気に引き込む」という勘所がわかっている。偉い。褒めちゃう。
宗教的カリスマと、彼を利用する者たちによって組織される村。「公共財」化される女。ここで、村は高度に機能化されている。
その必然的結果としてか、例えば家族とか仕事とかいったものはほとんど描かれない。奇妙なほどに村人たちも対立する主人公も「目的」の下に動いている。それはこの映画にとって「図式的」という弱みにもなっているし、一方で不気味さという点で貢献もしている。
機能や目的から解放された(初めて子どもや家族の姿が描かれる)ラストは、しかし意味深。
おもしろいけれども、そのあたりは物足りないといえば物足りないか。
それにしてもユソンちゃんは美しく、パク・ヘイル君はかわいらしい。
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